毎月払ってる医療保険の保険料。
ふと「これって本当に必要なのかな?」と疑問に思ったことありませんか?
結論から言うと、
医療保険は「誰でも必要」なものではありません。
年齢、家族構成、収入、資産状況によって、最適な選択は変わります。
この記事では、
- 医療保険が本当に必要なケースと不要なケース
- 年代別・家族構成別の保険の最適解
- 無駄な保険に払わないためのポイント
を、わかりやすく解説します。
目次
第1章:そもそも医療保険って何をカバーしてくれるの?
✅ 医療保険の基本
- 入院費用(1日◯円)
- 手術費用(定額または実費)
- 通院補償(オプション)
- がん・三大疾病などの特約
✅ 公的保険があるのに、なぜ民間保険に入るの?
- 高額療養費制度で、月10万円程度で入院は済む
- 会社員は傷病手当金(収入補償)もある
- でも「差額ベッド代」「通院交通費」などは対象外
→ この自己負担部分をカバーするのが医療保険
🔍 つまり、「自己負担のリスクを自分でまかなえない人」にとって必要な保険
第2章:【年齢別】医療保険が必要かどうかの考え方
20代:ほとんど不要
- 健康リスクが低い
- 高額医療も公的保険でカバー可
- 月2,000〜5,000円の保険料 → 積立や投資に回した方が合理的
✅ 若いうちは「貯金でカバーする」方が自由度高く、保険に頼る必要なし
30代:独身 or 子なし夫婦 → 最小限でOK
- 健康リスクは少しずつ増加
- 子どもがいないなら、収入が止まっても自分だけの問題
→ 最低限の入院保障+がん保険程度でもOK
30代:子どもあり世帯 → 必要性アップ
- 自分が倒れる=収入が止まる=家計が崩壊
- 傷病手当金は1年半まで → それ以降は無収入リスク
→ 収入保障型保険 or 医療+就業不能補償を検討
✅「保険は自分のためじゃなく、家族を守るために入るもの」
40〜50代:リスク上昇+生活支出のピーク
- 病気・がんのリスクが一気に高まる
- 教育費・住宅ローンなど固定費の多い時期
→ がん特化+三大疾病保障がある医療保険が有効
60代以降:現金で備える or 必要最小限にシフト
- 定年後、収入がなくなる(医療保険の保険料が重い)
- 若い頃からの継続加入者は見直しタイミング
→ 払い損になる前に“掛け捨て→貯蓄”に切り替える判断も重要
第3章:【家族構成別】必要な保険の組み合わせ
家族構成 | 最適な医療保険プラン |
---|---|
独身 | 最小限(または無保険でもOK)+貯金 |
共働き夫婦(子なし) | 最小限の医療保障 or がん特化型 |
シングルマザー/ファーザー | 医療+就業不能補償+死亡保障 |
子育て中の家庭 | 医療+収入保障型+がん特化型 |
老夫婦のみ | 健康維持重視。保険より現金の備え |
第4章:「保険が必要な人」「いらない人」の見極めポイント
✅ 医療保険が必要な人
- 預貯金が少ない(生活防衛資金がない)
- 自営業などで収入が止まった時の補償がない
- 家族に扶養される人がいる(収入減が致命的)
✅ 医療保険がいらない人
- 生活防衛資金が100万円以上ある
- 傷病手当金や高額療養費制度でリスクをカバーできる
- 収入源が複数あり、入院でも家計が止まらない
第5章:よくある誤解と落とし穴
❌「保険に入ってるから安心」 → 実は対象外のケース多数
- 入院1日5,000円でも、実際の出費は1日2万円超えることも
- 三大疾病特約が「発症=即支給」ではない場合も
- 自由診療・先進医療は別途契約が必要
✅ 内容を理解せずに「なんとなく安心」で入ってると、いざという時に役に立たない
❌「親が保険をすすめてきたから」→ 時代が違います
- 今は高額療養費・公的補償が充実
- 無駄な終身保険に20〜30年払い続ける必要はなし
第6章:最適な保険選びのステップ【保存版】
- 自分の年齢・家族構成・収入・貯金を確認
- 必要な保障(入院・就業不能・死亡)の優先順位を決める
- ネット or 保険相談サービスで複数社比較
- 見直しは“ライフイベント時”に必ずやる(結婚、出産、転職、退職など)
まとめ|医療保険は“安心料”ではなく、“家計戦略”の一部です
- 年齢と家族構成で「必要な保険」はまったく違う
- 公的制度と貯金でカバーできる人は、無保険でも問題なし
- 「安心のための保険」ではなく「リスク管理のための保険」
✅ 医療保険を正しく見直せば、月1万円の節約→年12万円の貯金増にもなります!
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