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「年収1000万円のリアルな生活」お金も時間も足りないって本当?

目次

1. 年収1000万円は本当に「勝ち組」なのか?

年収1,000万円と聞くと、こんなイメージを持たれることが多い。

  • 高級マンションに住んでいる
  • 外食はいつも高級レストラン
  • 家族旅行は年に何度も海外へ
  • 毎月30万円以上は貯金できている

…でも現実は、「あれ?思ったより余裕ない…」という人が多数派


2. 年収1000万円世帯の割合は?

国税庁「民間給与実態統計調査(2023年)」によると、
年収1000万円を超える人の割合は約4.4%(男性7.7%、女性0.9%)。

つまり、95%以上の人が未経験の世界
だからこそ「実際の生活はどうなのか?」という疑問が多いのです。


3. 年収1000万円の手取りはどのくらい?

ここが大きな落とし穴。

■ざっくりとした内訳(扶養家族あり/会社員の場合)

種類金額(年間)
額面年収10,000,000円
所得税約890,000円
住民税約500,000円
社会保険料約1,400,000円
手取り約7,210,000円

実際に自由に使えるのは月60万円前後


4. 年収1000万円の支出モデル【共働き・子育て世帯編】

以下は都内在住・夫婦+子2人の例。

項目月額(目安)
住宅ローン/家賃18万円(都心3LDK)
教育費10万円(保育園・塾など)
食費8万円(外食含む)
通信・光熱費3万円
保険2万円
趣味・交際費4万円
車関連3万円
雑費2万円
合計約50万円/月

貯金できるのはせいぜい月10万円前後。


5. お金が「足りない」と感じる理由

✅理由①:支出が「収入に比例して」増える

→ 住宅のグレードUP、子どもの私立進学、外食頻度が増えるなど。

✅理由②:税金と社会保険料の負担が重い

→ 所得が上がるほど、負担率が上がる「逆進性」を実感。

✅理由③:周囲との比較・見栄

→ 同じ収入層の中でも「もっと上」が気になる。高望みが増える。


6. 時間も「足りない」と言われる理由

年収1,000万円に到達する職種の多くは、激務

  • 管理職(残業・会議・部下指導)
  • 外資系企業(早朝/深夜ミーティング)
  • 士業・フリーランス(責任重・不定休)

収入はあっても、心身が疲弊しているというケースが目立つ。


7. 年収1,000万円でも余裕がある人の特徴

✅① 固定費をコントロールしている

→ 家賃を抑えたり、自動車を持たない選択も。

✅② 家計管理・資産運用をしている

→ iDeCo・新NISA・ふるさと納税などを活用して節税&投資。

✅③ 見栄を張らない・浪費しない

→ 外食より自炊、ハイブランドより実用性を重視。


8. 年収1000万円で満足している人の割合

実際のアンケート調査では、「年収1,000万円でも不満がある」と答えた人は約6割

理由は主に:

  • 「手取りが思ったより少ない」
  • 「時間がなくて使えない」
  • 「子どもの教育費が大変」

→ 年収が上がっても「生活満足度が比例しない」現象が起きる。


9. 今後の対策:1000万あっても油断しない生き方

  • 支出の見直しと**“固定費ミニマム戦略”**
  • 貯金だけでなく、インデックス投資などの資産形成
  • 本業+副業で複数収入源を持つライフプラン
  • 家族と時間を過ごす価値の再確認

収入よりも「満足度」を重視したライフ設計がカギ。


10. まとめ:「年収1000万円=余裕」とは限らない時代

✔ 年収1,000万円でも、可処分所得は限られる
✔ 激務・見栄・教育費の3重苦で「生活がキツい」と感じる人も多い
✔ 節約・投資・時間設計ができる人は満足度が高い

つまり、年収ではなく「使い方と働き方」が重要になってきています。

あなたが目指すのは、“額面の多さ”ですか?それとも“心の余裕”ですか?

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