三菱商事、マジで夢ある…
先日、SNSで話題になったこの投稿:
「三菱商事さん、新卒入社で定年まで働くと退職金6,000万+企業年金160万/年貰えるってマジですか。老後2,000万円問題なんて無関係じゃないですか。」
これに衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。
さらに言えば、これは一部上場・総合商社における“ごく一例”にすぎません。
実際に見てみよう:三菱商事の退職金制度
三菱商事は、退職一時金と企業年金(確定給付型)を併用しています。
制度設計としては以下のような構成です。
項目 | 内容 |
---|---|
退職金 | 約6,000万円(役職・年数による) |
企業年金 | 年間160万円程度(終身) |
確定拠出年金(DC) | 任意選択可、税優遇あり |
社宅・福利厚生 | 持ち家補助、医療費補助、保養施設など |
要するに、「勤め上げれば老後資金問題は解決するレベル」の手厚さ。
「老後2,000万円問題」ってなんだっけ?
金融庁が2019年に発表した報告書では、
夫婦で年金だけだと月5万円ほど赤字 → 30年で約2,000万円の不足
という試算が話題になり、「老後2,000万円問題」という言葉が世間を騒がせました。
しかし三菱商事のような企業に勤めていれば:
- 退職金でまとまった資金を確保
- 企業年金で毎年安定収入(年金+160万円)
- 投資や副収入なしでも生活が成り立つ
つまり、この問題は完全に“他人事”になります。
三菱商事に勤めてしまえば、老後2000万円問題は「就職と同時に解決」なのです!
じゃあ、大企業じゃないと老後は詰むの?
そうとも限りません。以下の3つの対策で、一般人でもカバー可能です。
✅① iDeCoや企業型DCを活用する
自営業・会社員問わず、自分で「私的年金」を作れる制度です。
年利3〜5%で積み立てれば、20〜30年後には数千万円規模に。
おすすめ:
- 楽天証券 or SBI証券のiDeCo
- 信託報酬の低いインデックスファンドを選ぶ
✅② 転職時は「退職金制度」をチェック
「年収」だけでなく、「退職金制度」があるかないかで、将来の資産に大きな差が出ます。
転職エージェントや求人情報では「退職金あり」とあっても、実際にはほぼ出ないケースも多いため要注意。
チェックポイント:
- 確定給付(DB)か確定拠出(DC)か
- 退職金は何年勤務から発生するか
- 計算方法(基本給×在籍年数など)
✅③ 老後不安を副業と投資で打ち消す
三菱商事に行けなくても、以下のような収入源を持てばリカバリーは可能:
- ブログ収益(月1〜5万円でも◎)
- 株式投資(配当+値上がり益)
- 不動産投資(退職金代わりになる)
- ココナラ・noteなどのスキル販売
いまや老後資金=会社だけに頼る時代ではないのです。
🧮 三菱商事の老後資金を試算してみた(ざっくり)
- 退職金:6,000万円
- 企業年金:160万円 × 20年 = 3,200万円
- 合計:約9,200万円
これに加えて公的年金が月20万円×12ヶ月=240万円程度あるとすれば…
年収400万円相当の生活を老後も送れる計算になります。すごい。
まとめ:結局、会社に“投資”される人は強い
三菱商事のような企業では、社員が辞めずに長く働けるよう、人への投資が徹底されています。
つまり、
「自分で積み立てなくても将来が保証されている」
これはまさに「勝ち組企業の福利厚生」であり、
反対に「そうでない企業に勤めている人」は、自分で備える力が求められます。
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